いつもお世話になっております。
このたびは、お忙しい中、児童部の参観日にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
実際のレッスンをご覧いただき、お子様の様子やこれまでの成長を感じていただけましたでしょうか。
また、参観後のアンケートにもたくさんのご意見、ご感想をお寄せいただき、ありがとうございました。
今回いただいたコメントを一つひとつ読ませていただき、私たち自身も改めて気づかされることがたくさんありました。
参観後には、このような嬉しいお声をいただきました。
「先生が優しく、子どもの答えを待ってくれる」
「間違えても、まず褒めてから直してくれるので安心して発言できている」
「以前より英語を話すことに自信がついた」
「家でも習った英語を使うようになった」
「自分から宿題をするようになった」
「学校でも英語に自信を持って取り組めている」
「分からない子をそのままにせず、一人ひとりを見てくれている」
中には、英語そのものだけではなく、
「間違えてもいいから伝えようとするようになった」
「以前より人前で話せるようになった」
「一度やる気が落ちた時期にも、先生が小さな成長を見つけて褒めてくれたことで、また前向きになった」
といったコメントもありました。
こうした言葉を読んでいると、改めて感じることがあります。
子どもの成長には、目に見えやすい成長と、目に見えにくい成長があります。
単語を覚えた。
英語が読めるようになった。
文章を書けるようになった。
英検に合格した。
もちろん、こうした成長はとても大切です。
一方で、
分からないと黙っていた子が、「分からない」と言えるようになった。
間違えることを怖がっていた子が、もう一度挑戦した。
恥ずかしくて声が小さかった子が、少しずつ自分の意見を言えるようになった。
友達の話を最後まで聞けるようになった。
相手を応援したり、助けたりできるようになった。
こうした変化も、私たちは同じくらい大切な成長だと考えています。
むしろ、目には見えにくいこうした部分こそ、これからの時代にとても大切になっていくのではないかと思っています。
近年、AIやテクノロジーの進歩によって、子どもたちの学び方は大きく変わってきました。
AIを使えば、自宅で単語や文法を学ぶこともできます。
発音をチェックしてもらうこともできます。
一人ひとりに合わせた問題を作ってもらうこともできます。
これから先、AIでできることはさらに増えていくと思います。
私たちも、AIを否定するのではなく、子どもたちの学びに役立つものは積極的に取り入れていきたいと考えています。
ただ、一つ忘れてはいけないことがあります。
英語は、単なる知識ではありません。
言葉を使って、自分の気持ちを伝える。
相手の話を聞く。
相手の表情を見る。
「今、嬉しそうだな」
「少し困っているのかな」
「この言い方だと相手を傷つけてしまうかもしれない」
そんなことを感じながら、言葉を選び、相手と関係を作っていきます。
コミュニケーションは、文法的に100点の文章を言えることだけではありません。
多少文法を間違えることがあっても、まずは相手に伝えようとする。
相手の話を聞こうとする。
そして伝わらなかったら、もう一度言ってみる。
相手の反応を見ながら、自分の伝え方を変えてみる。
そうした経験の積み重ねの中で、本当の意味でのコミュニケーション力は育っていくのだと思います。
だからこそ、Helenaでは英語力だけでなく、マナーや相手への思いやりも大切にしています。
Helenaには、「和」と「思いやり」という考え方があります。
相手を思いやること。
自分と違う人とも関わろうとすること。
周りの人を大切にすること。
そして、自分たちが育っている地域や社会を大切にすること。
こうしたものは、テストの点数のように数字では表せません。
けれど、人として成長していく上では、とても大切なことだと思っています。
AIやテクノロジーがどれだけ発達しても、人と人との関係がなくなることはないと思います。
何十年先の未来でも、人は誰かと話し、誰かに助けてもらい、誰かを助けながら生きていくはずです。
だから私たちは、英会話のレッスンの中でも、
一緒に笑う。
相手の話を聞く。
自分の意見を伝える。
間違える。
もう一度挑戦する。
友達を応援する。
困っている人を助ける。
そうした経験をたくさんしてほしいと思っています。
今回のアンケートでは、講師について多くの嬉しいコメントをいただきました。
「優しい」
「明るい」
「面白い」
「丁寧」
「分かるまで待ってくれる」
「一人ひとりを見ている」
「間違えても発言しやすい雰囲気を作ってくれている」
私たちにとって、これはとても嬉しいことです。
Helenaでは、単に「英語を教えるのが上手な先生」だけを目指しているわけではありません。
子どもが安心して間違えられる先生。
小さな変化に気づける先生。
子どもがもう一度挑戦したくなる声かけができる先生。
そんな先生であることを大切にしたいと考えています。
一方で、今回の参観では、
待ち時間に集中が切れてしまうこと、
他のお子様の動きによってレッスンに集中しにくくなること、
高学年になり学習内容が難しくなってきていること、
人前で話すことにまだ自信を持てないお子様がいることなど、
今後改善していくべき点についてもご意見をいただきました。
こうした声も、私たちにとって非常に大切です。
「楽しいからそのままでいい」ではなく、
楽しく参加しながら、きちんと英語が身につくこと。
一人ひとりが安心して参加できること。
学年が上がり内容が難しくなっても、
「難しいけれど頑張ってみたい」と思えること。
そうした環境をこれからも作っていきたいと思っています。
そしてもう一つ、私たちがこれからもっと大切にしたいと思っているのが、
先生が、
「最近、自分から発言するようになったな」
「前より間違いを怖がらなくなったな」
「今日は友達を助けていたな」
と気づく。
それを保護者の皆様にお伝えする。
そしてご家庭で、
「先生がこんなことを言っていたよ」
「前よりできるようになったんだね」
という会話につながる。
そうすると、お子様自身も、
「自分、少し成長したんだ」
と気づくことができます。
私たちが理想としているのは、次のような流れです。
お子様が成長していく中では、英語だけではなく、勉強、態度、友達関係、学校生活、家庭での接し方など、保護者の皆様が悩まれることもたくさんあると思います。
私たちスタッフの中にも、子育てを経験している者がいます。
教育について専門的に学んできたスタッフもいます。
長年、多くの子どもたちと関わってきた先生たちもいます。
もちろん、私たちがすべての答えを持っているわけではありません。
ですが、
「最近少し気になることがある」
「家ではこんな様子なのですが、レッスンではどうですか?」
「どう声をかけたらいいか迷っています」
ということがあれば、ぜひお話しいただければと思っています。
違う立場から子どもを見ることで、見えてくることもあります。
私たちは、英語を教えるだけではなく、保護者の皆様と一緒に考え、一緒に悩みながら、お子様の成長を支えられる教育機関でありたいと思っています。
Helenaは今年、50年という節目を迎えました。
50年間続けてくることができたのは、地域の皆様に支えていただいたからこそです。
これからの50年も、
少しお節介なくらいに子どもたちのことを考える、
地域のおじいさん、おばあさんのような存在でもいいと思っています。
英語だけではなく、
これから社会に出ていく子どもたちにとって、本当に大切なことを伝え続ける。
そう思っています。
参観日という機会を通して、私たちも改めて多くのことを考えることができました。
お忙しい中ご参加いただき、また貴重なご意見をお寄せいただき、本当にありがとうございました。
これからインフルエンザや感染症も増えてくる時期になります。
皆様どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
2026年度後期も、保護者の皆様と一緒に子どもたちの成長を見守り、支えていければと思っております。
今後ともHelenaをどうぞよろしくお願いいたします。
松本マーク
Helena English School